老廃物の蓄積により、病状が悪化してゆく病気の代表的なものが、腎臓病です。
腎臓病は急性腎臓病は別として大体はゆっくりと進行してゆくものです。
病気の進行は、腎臓の中で行われている水分の再吸収やカルシュウム・リン・ナト
リウムなどの調節に問題を起こしていきます。
これらの調節を行っている所は「ネフロン」と呼ばれています。
このネフロンの数や長さが腎臓病に大きな影響を与えています。
ネフロンの能力が低下すると、先ほどの調節が的確にできなくなり血液中に老廃物が増えてくるようになり、「腎不全」と進みます。
老廃物は更に腎臓に負担をかけるようになり、ますます悪化してしまいます。
老廃物と呼ばれるものに窒素があります、血液検査で皆様も見かけるBUN(血中尿素窒素)です。
この窒素量は腎臓機能の評価に使われています。
窒素量の数値が上がってしまったときには、タンパク質の摂取量を下げなければなりません。
その他の検査数値によっては、食事制限も行うことがあります。
腎臓病にとって老廃物の調整に食事は大きな役割を持っています。
私達は元気で楽しく20年共に暮らすことをめざしています。