獣医師 玉口宏のペット健康百科

ホモトキシコロジーやレーザー治療、オゾン療法など、動物の補完代替治療をご紹介しています

腎不全の治療内容

今までは治療方法のご紹介ばかりで、具体的な治療の内容をご紹介していなかったので

今回は治療の内容等をご紹介します。

 

腎不全はホモトキシコロジーの注射と飲み薬と食事が治療の中心です。

 

ご自宅では毎日血管を拡げて腎臓にかかる負担を少なくするお薬を飲ませていただき、

病気の進行状態によっては他に飲ませていただく薬があります。

脱水があったり、体内での水分が上手く使われていないときには、皮下点滴をご自宅でしていただくこともあります。

 

ホモトキシコロジーの注射は血液検査の結果や体の様子により異なりますが、3種類〜4種類を混合して皮下注射で行います。

はじめは週に2回ぐらいからはじめ、経過を見ながら週に1回に減らしその後は検査結果や生活状態により回数を見直していきます。

様子が安定すれば2週間に1回から1ヶ月に1回ぐらいの間隔で維持をして行きます。

 

もう一つ重要なのが食事です。

おいしいご飯を食べている場合に腎不全になりやすいので日頃から注意をしていただきたいのですが、腎臓の病気になった時には人と同様に食事制限です。

現在はかなり多くの種類が腎不全用の食事としてありますので、食事の変更が必要です

 

これらの治療をまず2ヶ月間継続します。

治療効果を検証するために血液検査・尿検査等を行います。

この結果を受けて次回からの治療方針を決定します。

治療方針を決めるのに最も重要なのが、飼い主様からお聞きする自宅での日頃の生活状態です。

私達は病院での状態しか解りませんので、ご自宅での様子をお聞きして治療に反映させております。

 

これらの治療はいつでも始められます、今受けている治療にプラスするだけでも大丈夫です。

 

今まででも沢山の方が色々な治療プログラムで治療されております。

飼い主様とよく話し合い、オリジナルの治療プログラムで最大限の効果をあげることができるよう一緒に考えて行きましょう。

 

私達は元気で楽しく20年共に暮らすことをめざしています。