獣医師 玉口宏のペット健康百科

ホモトキシコロジーやレーザー治療、オゾン療法など、動物の補完代替治療をご紹介しています

腎臓病の治療

 

多くの腎臓病の場合、食欲不振・嘔吐・飲水量の増加・排尿回数の異変・最近元気がなく寝てばかりいる、などを症状として来院されることが多いです。

すでに何だかの治療を受けている方は、様態の悪化や他の治療方法を求められて来院されています。

当院で今治療をさせていただいている患者様の7割は転院または併院です。

来院時の血液検査では、尿素窒素(BUN)が70~140以上 CREは7以上 SDMA18~20

というような結果です。

様態も嘔吐が続いていたり、食事がほとんどできない場合も少なくありません。

そのような状態での治療は、ホモトキシコロジー製剤の注射と点滴です。

血液中に多くの窒素が残っているので、窒素の排泄と腎臓自体の血流の改善を行います

治療に用いるホモトキシコロジー製剤は数種類を組み合わせて、投与します。

集中的治療期間は3~7日が多いです。

その後は週に1~2回のホモトキシコロジー製剤の注射を行い、経口的に投薬も行っていただきます。

治療により血液検査の数値が改善されることも多く、体調の回復は殆どにおいて感じられます。

腎臓病治療の多くは対処療法にとどまりますが、当院ではもう一歩進んだ治療方法としてホモトキシコロジーは結果の出せる治療方法だと考え、実行しております。

 

私達は元気に楽しく20年共に暮らすことをめざしています。