獣医師 玉口宏のペット健康百科

ホモトキシコロジーやレーザー治療、オゾン療法など、動物の補完代替治療をご紹介しています

代替医療への関心

皆様こんにちは、まだ暑い日が続きますが朝晩には少し楽になった気もしますね。

この夏は、例年よりも暑いせいもあり代替医療による暑さ対応について、問い合わせやご来院が多かったように思います。

代替医療の暑さ対策としては、ホモトキシコロジーによる代謝調整と心臓や腎臓に病気がある場合には、ホモトキシコロジーにより心臓や腎臓を守る方法があります。

もう少し暑い日が続きそうです、気をつけてお過ごしください。

 

私達は元気に楽しく20年共に暮らすことをめざしています。

 

 

みなさまお久しぶりです

大変ご無沙汰をいたしておりました。

皆様この暑い夏上手にお過ごしでしょうか。

例年とは異なる毎日の暑さ、ここ数日夜はほんの少し楽にはなりましたがまだまだエアコンから離れることはできません。

暑さ対策の一番は出ないことですが、そうもいきませんね。

時間や場所目的をはっきりと決め短時間で済ませましょう。

 

私たちは元気に楽しく20年共に暮らすことをめざしています。

健康はお口から

こんにちは、皆様お変わりありませんか。

病気になりにくい体づくりのお話です。

人と同じように、わんちゃんやねこちゃん達もお口の中が綺麗に保たれていることが健康維持の重要なところです。

単純に匂いが気になるよな時には、口の中に何だかの変化が起きている時です。

年齢に関係なく、口が匂う又は以前とは違う匂いがするようになった時には、お口の中をチェックすることをお勧めします。

お家でできる事は、唾液の量や匂いに変化はないか。

食事の時に顔を斜めにして食べていたり、休み休み食べてないか。

硬いものを嫌がるようになっていないか。

もちろん直接お口を開けたり、唇をめくったりしながら口の中を見ていただくのが一番良いと思います。

歯が茶色くなっていたり、歯石が付いているようであれば、歯石の除去や口の中を奇麗にする処置をしてあげることをお勧めいたします。

 

私達は元気に楽しく20年共に暮らすことをめざしています。

元気な毎日にしましょう

 皆様こんにちは、もう師走も目の前になりました。

だんだんと寒さを感じる日が増えてきました、皆様コロナやインフルエンザを含め

健康には十分ご注意ください。

 さて皆様のお家のわんちゃんやねこちゃんの様子はいかがでしょうか。

季節的には体調の変化が少ない時期とは思いますが、病気は季節など考えてはくれません。

暑さが長く続いた時期を乗り越えてきた体が、今どの様な状態であるのかを知る良い時期だと思います。

健康状態をいち早く知ることは、病気になりにくい体づくりの第一歩です。

病気でないのに病院かとお思いでしょうが、病気になりにくい体づくりのために、病気のきっかけになるようなことを早く見つけるために、血液検査などの健康診断をお勧めいたします。

 食事やその他生活についての御相談もお受けいたしております。

 

私達は元気に楽しく20年共に暮らすことをめざしています。

腎機能低下を考える

前回までで腎機能低下から慢性腎不全に移行していく過程をお話ししました。

慢性腎不全になるまでの過程をお話したのは、慢性腎不全になる前に腎機能低下が始まった時点で早期治療を行うことが必要であることを理解していただくためです。

それは、ステージ1の段階をいち早く見つけ将来を見据えた治療を開始することです。

ステージ1となっているか否かは、SDMAの検査数値が15~18㎍/dlの値が数回続いた時には他の検査項目に変化が無くても治療を開始した方が良いです。

この段階ですでに腎機能低下は始まっています。

血液検査と同時に尿検査で比重とUPC測定をお勧めいたします。

検査間隔は5歳以上では年1回受けていただき、8歳以上では年2回の検査をお勧めいたします。

わんちゃんやねこちゃんの一年は、人の数年分にあたりますので腎臓以外の変化を知ることにもなりますので健康診断的血液検査を受けてください。

 

私達は元気に楽しく20年共に暮らすことをめざしています。

 

腎機能低下を考える

ステージ2以降につてお話します。

ステージ2:軽度の高窒素血症(BUN上昇)クレアチニンが標準値を上回ようになり(1.4~2.8) 

      SDMAも上昇(18~35) 血液検査に明らかな変化があります。     

      尿濃縮(尿比重)は更に低下し、蛋白尿が検出される場合もあります.

ご家庭でも、飲水量の増加・排尿量や回数の増加が観られるようになります。

このステージになると腎臓機能の70%以上は失われており、ホモトキシコロジーによる治療と食事の変更を考えなければならない段階になりました。

症状によっては、ホモトキシコロジー治療の他に、皮下点滴や投薬を開始する必要があります。

ステージ3:中等度の高窒素血症(BUN上昇)クレアチニンの上昇(2.9~5.0)

      SDMA(26~54)まで上昇し、尿比重の低下蛋白尿の検出は更に進みます。

症状としては、食欲低下・元気消失・嘔吐なども見られるようになり、貧血が始まることもあります。

腎臓は80%以上の機能を失っているので、ホモトキシコロジー治療・投薬治療・皮下点滴・食事変更が必要です。

治療は腎機能低下進行の抑制温存と機能効率の改善を行います。

ステージ4:重度の高窒素血症(BUN上昇)クレアチニンは(5,0以上)

      SDMAは(猫38以上・犬54以上)を示し、尿比重も1,008ぐらいまで薄くな  

      ってしまいます。

治療はホモトキシコロジー治療・静脈点滴・貧血治療・投薬治療が必要です。

尿毒症の危険性もあり、入院治療が必要な段階です。

ここまで見ていただいたように、腎機能低下は初期の段階で発見することができないと直ぐに慢性腎臓病に進行し、軽度の段階でも70%もの機能が失われています。

初期の段階での発見のために、6~7歳になったら血液検査や尿検査を始めましょう。

初期の段階からホモトキシコロジー治療を行うことにより、腎機能低下を遅らせることができます、是非ご相談ください。

ホモトキシコロジーは病気になってしまっても、うまく付き合ってゆくことができる治療法です。

 

私達は元気に楽しく20年共に暮らすことをめざしています。

 

 

 

腎機能低下を考える

今日は得られた結果で見る、腎臓の状態についてお話します。

どの様な検査にも標準というものがあります。

今回の血液検査項目や尿検査は数値で評価しますので、標準値と見比べて検査結果が

高いのか低いのかを見てゆきます。

今回は腎臓機能低下が始まる時期を皆様にご理解いただきたいので、検査結果の変化はどのような腎臓の状態を表しているのか(ステージ)をご理解いただきたいと思います。

腎機能低下は慢性腎臓病へと進行していきますので、ここからは慢性腎臓病として説明します。

慢性腎臓病はステージ1~ステージ4まで検査結果により分けられています。

ステージ1:高窒素血症(BUN上昇)はなくクレアチニンは正常値から若干の上昇

      SDMAの若干の変化がみられる状態で、尿濃縮機能の低下がみられるが

      尿蛋白の検出はない

この段階でご家庭で何だかの変化を見つけるのは難しいと思います。

もし気が付かれるとすれば、排尿回数や尿量の増加に気が付かれるかもしれません。

しかし、この時点ですでに腎臓全体の約60~70%の能力は失われつつあります。

ここで重要なのは、皆様が何だかの変化を感じたとき、すでに腎臓機能低下はかなり進んでいるということです。  

ここまでご理解をいただきまして、ステージ2からは次回へ続きます。

 

私達は元気に楽しく20年共に暮らすことをめざしています。