以前より胆嚢が原因と診られる疾病が増えているようです。
食事内容であったり、代謝機能やホルモンバランスの変化により胆嚢にかかる負担が大きくなり、胆泥症になるケースが増えています。
胆泥症は胆嚢に溜まった胆汁が濃くなり流れが悪くなることより始まり、胆嚢内の状態が悪くなるまでわからない病気です。
多くは元気が無くなったり嘔吐や下痢することにより発見されますが、無症状のままで別の消化器疾患で来院した時に発見されることは少なくありません。
胆泥症の治療には利胆剤が多く使われますが、一番効果的なのはホモトキシコロジー薬です。
ホモトキシコロジー薬の良い所は、利胆剤は排泄を促すだけですがホモトキシコロジー薬は胆泥を溶かすことができます。
黄疸になることもある病気ですので、早めに対処が必要です。
あまり胆泥が硬くなりすぎると、胆嚢切除の手術になることもあります。
超音波検査で状態を確認することができますので、しっかりと検査を受けてください。
私達は元気で楽しく20年共に暮らすことをめざしています。